令和五年度 小児救急救命講習会を開催しました

  • 育友会「研修部」よりご報告です!

11月7日に 西灘小学校にて 保護者12名の方にお集まりいただき『小児救急救命講習会』を開催しました。

神戸市消防局市民防災総合センターより3名の講師をお招きし、応急手当の重要性について学んだあと4名ずつ3班にわかれ実技講習を行いました。

~倒れている人を発見~

①自分の身の安全の確保

②意識の確認

③助けを呼ぶ 119番通報・AEDの要請

④呼吸の確認

⑤胸骨圧迫

⑥人工呼吸

⑦AEDの使用

一般・小児・乳児のマネキンとAEDのデモ機を用いて、心肺蘇生法およびAEDの使用方法を学びました。
初めての胸骨圧迫(心臓マッサージ)に大苦戦。一般と小児・乳児相手では対応が異なることなど実際に体験して初めて知ることがたくさんありました。

AEDについては、電源を入れると音声で操作方法を説明してくれるので、指示に従えば誰でも使うことができます。
しかし実際に事故の現場に遭遇すると、初めての経験に戸惑ったり、パニックになり冷静に対処できないかもしれません。この機会に胸骨圧迫やAEDを使用した心肺蘇生法を行う経験が出来てよかったと思いました。

心臓や呼吸が止まった人の命が助かる可能性は、心臓と呼吸が停止してから約10分の間に急激に少なくなります。救急車が到着するまでの間に何もせず待っていたのでは命が助かる可能性が大きく減少します。
突然倒れた人や反応のない人をみかけたときは心停止を疑って、大きな声で助けを呼び、119番通報とAEDの手配を依頼し、少しでも早く救急車が到着するように行動する。その場に居合わせた人が心肺蘇生やAEDを用いた電気ショックなどの適切な処置を速やかに行いながら、救急隊が到着するまでの間継続することで命が助かる可能性が向上します。
救命の連鎖をスムーズにつなげることで、傷病者の救命効果が高まることを学びました。

3時間におよぶ講習終了後は、「市民救命士講習修了証(小児コース)」をいただきました。

今回の講習を通して、救命方法を身につけることができただけでなく、学校やよく使用する施設のAEDの設置場所を確認しておこうと思ういい機会になりました。

また、神戸市では個人や団体を対象にした市民救命士講習を毎月定期的に開催しています。
5年ごとに講習会の内容も進化するので、2020年以前に受けられた方は、良かったらまたご参加ください!
今回の出張講習で学んだ普通救命・小児コースの他にもケガの手当コースなどもありますので、興味のある方は是非リクエスト下さい!

皆で一緒に学んでみませんか?