紅白饅頭について

育友会では、毎年入学式に紅白饅頭(上用饅頭)を入学記念としてお渡ししています。

昨今、アレルギーの事など色々とありますが、紅白饅頭を選んでいる理由として、
せっかく日本にある学校なのだから、日本の事に親しんで欲しいという気持ちがあります。

そもそも、なぜ「紅白」なのか!(諸説ありますが)
古くから赤は邪気を払う力があるとされ、転じて「おめでたいこと」を意味し、一方の白は、様々な別れを意味するということから、紅白は人生そのものを表現しているとされているからです。

砂糖が貴重だった時代の名残で甘いものは最上のもてなしとされていました。
上用饅頭の元になる甘い饅頭は室町時代に中国人の僧侶から伝わったと言われているくらい歴史のあるものでもあります。

小豆自体も魔除けの効果があるとされてもいます。
その小豆をたっぷりと中に入れた饅頭、それを紅白に揃えたものが”紅白饅頭”です。

まさに、おめでたい時にふさわしいものなのです。

余談ですが・・・

運動会の紅白は平安時代の有名な戦い「源平合戦」にあると言われています。

源平合戦とは、武家の棟梁であった源氏と平家との戦いで、1177年~1185年にかけて起こった戦争の総称です。

その際、源氏と平氏がそれぞれ赤と白の旗印に分かれて戦ったことから、
相対する二つの組による戦いに用いられるようになったとされています。